格安SIMとは?メリット・デメリットと乗り換え方法の完全ガイド

格安SIMって聞いたことありますか?
月々の通信料金をグッと安くできるのが格安SIMです。
スマホ必須の時代で、利用料金を安くできるのは魅力的と言えます。
でも「ちゃんとつながるの?」とか「面倒だな…」とか格安SIMに対して不安や疑問もありますよね。
記事では格安SIMの基本知識や、格安SIMを選ぶメリット・デメリットを説明します。
この記事を読めば格安SIMをしっかり理解できて、変えたほうがいいかどうか判断できるようになりますよ。
格安SIMとは?
格安SIMとは安い料金設定でスマホやタブレットが使える通信会社や、その会社が提供するSIMカードのことを言います。
通信回線を提供する基地局やアンテナなどの設備を自社で持たず、ドコモ・au・Softbankなどの大手キャリアが所有する設備を借りてサービスを提供しているのが特徴です。
大手キャリアは通信設備の設置や設備の維持に大きなコストをかけており、それを利用料金で賄っています。
格安SIMでは自社で設備を持たないぶん、安い料金でサービスを提供できます。
格安SIMのメリット
格安SIMには値段の安さや乗り換えのしやすさなど、たくさんのメリットがあります。
ここでは格安SIMを選ぶメリットを具体的に見ていきましょう。
ドコモ・au・ソフトバンクより料金プランが安い
格安SIMはその名の通り、ドコモ・au・ソフトバンクと比べると月額料金が安く設定されているのが1番の特徴です。
種類 | サービス | 会社名 | 料金 | 容量 |
---|---|---|---|---|
大手 | eximo | ドコモ | 7,350円 | 無制限 |
使い放題MAX 5G/4G | au | 7,238 | 無制限 | |
ソフトバンク | ソフトバンク | 7,238円 | 無制限 | |
格安SIM | Rakuten最強プラン | 楽天モバイル | 3,278円 | 無制限 |
LINEMOミニプラン | ソフトバンク | 990円 | 3GB | |
ahamo | ドコモ | 2,970円 | 20GB |
大手キャリアの利用料金は一般的に月額5,000~8,000円程度かかります。
一方、格安SIMはデータ容量により月額1,000円以下のプランがメインなので、圧倒的に安くスマホを使えます。
少しでも通信料金を安くしたいというニーズに応えてくれるのが、格安SIMの大きなメリットと言えます。
豊富なプランから自分に合うものを選べる
格安SIMは10社以上の企業がサービスを提供しており、それぞれ特色のある料金プランを展開しています。
絶対に安く済ませたいという人向けの3GB程度のプランから、動画やゲームを目一杯楽しみたい人向けの20GBを超えるプランまで選択肢は様々です。
加えて、無駄なオプションや複雑な割引プランへの加入が不要な点も格安SIMのメリットの1つ。
格安SIMに乗り換えれば、自分にぴったりの料金プランを見つけることができますよ。
今の端末がそのまま使える
格安SIMへの乗り換えは、基本的にSIMカードを差し替えるだけで完了です。
そのため、乗り換えるときに新しい端末を購入する必要はありません。
今使っている端末をそのまま使い続けたり、安いリユース品を購入したりすれば、乗り換えにかかる費用や月々の支払いを安く済ませられます。
一昔前まで携帯会社の乗り換え時に機種変更が必須だったことを考えれば、とても便利になりましたよね。
ただし、すべてのスマホで格安SIMを利用できるわけではない点には要注意。
格安SIM各社は対応端末一覧を公表しているので、乗り換えを検討する場合は事前にチェックしておくのがおすすめです。
参考:LINEMOの対応機種

格安SIMのデメリット
安くて便利な格安SIMですが、もちろんデメリットもあります。
通信速度の遅さやオプションの少なさなど、知らずに乗り換えると不便に感じてしまう可能性も。
格安SIMを検討する際は、事前にデメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
お昼に通信速度が遅くなる場合がある
格安SIMの1番のデメリットとして、大手キャリアのように通信回線が安定していない点が挙げられます。
格安SIMはキャリア回線の一部を複数の事業者で分けあって使っているため、利用者が増える時間帯に通信制限になることがあります。
通勤時間帯や昼休み(平日12時~13時頃)は、特に通信速度が遅くなりやすいです。
速度低下が気になる方は、ahamoやLINEMOなど大手キャリアが提供している格安SIMを選ぶのがおすすめです。
大手キャリアと同じ通信網を使えるので、速度低下は気にならないでしょう。
キャリアメールが使えない
格安SIMでは契約したキャリアで使える専用のメールアドレスが発行されません。
キャリアメールとは、大手キャリアの回線を契約した際にもらえるドメインにキャリア名が入ったメールアドレス(@docomo.ne.jpなど)のこと。
キャリアメールをメインのメールアドレスとして利用している方は、「不便かも…」と思うかもしれません。
しかしGmailのような無料メールが利用できるため、特に不便さは感じません。
1回Gmailに乗り換えれば、今後の機種変もラクになりますよ。
故障した時などにお店でサポートを受けにくい
実店舗でのサポートが手薄な点も格安SIMのデメリットの1つ。
格安SIMはオンラインで手続きを済ませられる半面、お店でのサポート体制が用意されていない場合がほとんどです。
つまり、スマホの故障やSIMカードの紛失など、「すぐに対応してほしい!」という場面でも店舗に駆けこむことはできません。
これはサポートをオンラインにすることで運営の経費を削減しているためです。
格安SIMでサポートがないのが不安な方は、実店舗が展開されているUQモバイルやワイモバイル、ドコモショップで有料サポートを受けられるahamoなどから選ぶのがおすすめです。

格安SIMとは?まとめ
記事では格安SIMの基本的な知識やメリット・デメリットを紹介しました。
格安SIMには利用料金の安さやプランの豊富さ、乗り換えのしやすさなどメリットがたくさんあります。
一方、通信速度の遅さやサポートの少なさなど、覚えておきたいデメリットもあるのは事実です。
とは言え、大手キャリアと比較して通信料金が圧倒的に安くなるのが格安SIMの魅力でしょう。
スマホの料金を少しでも安くしたいと考えているなら、ぜひ格安SIMへの乗り換えを検討してみてください。
